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G1 ジャパンカップ 考察 [2012年11月]

[ 検証]

①勝馬の条件:G1馬であること⇒有効/3歳馬で無い事⇒無効
・3頭全馬G1馬であった
・1着は3歳であった⇒斤量の恩恵は大きい


②外枠の奇数番は不利 ⇒無効
 3頭全馬外枠奇数であった⇒実力馬に枠は関係無

③外人・岩田 好走率高し ⇒有効
1着3着は岩田と外人
____________________

◆勝馬の条件

以下の①②③全てを満たすことが「ほぼ」絶対条件

①G1馬であること(勝ち馬9頭中8頭)

 例外はスクリーンヒーロー
 アルゼンチンから連勝で決めて大波乱となった
 翌年の秋天皇を鉄砲で2着(3着はウォッカ)、
 フロックでないことを証明

 ⇒今年はSヒーローと同ステップ(ルルーシュ未出走)は無し
  他、上がり馬の出走も無く、このパターンは無い想定

 【1着は無理な馬】
 ×ダークシャドウ
 ×フェノーメノ

②2走前が3着内(連対馬18頭中17頭が該当)

  
 【1着は無理な馬】
  ×エイシンフラッシュ

③3歳馬ではないこと

4歳(5-2-3-32) ⇒勝率、好走率共にトップ、充実の秋(3着内24%)
5歳(3-1-2-30) ⇒勝利数は2位も好走率は低い(3着内16%)
3歳(0-5-3-25) ⇒斤量差の恩恵で好走率は4歳馬と同等(3着内24%)
6歳(1-1-0-19) ⇒不振だが1勝(3着内16%)
※ブエナ降着は1着にカウント

・3歳は未勝利

 【1着は無理な馬】
 ×ジェンティルドンナ
 ×フェノーメノ
  ⇒フェノーメノは①に続いてのマイナス評価

★結論★

 勝つのは5冠馬オルフェーブルか海外G1勝ちのルーラーシップ

 


◆好走の条件

①前走 天皇賞で1、3、4着馬

近5年、15頭中11頭、天皇賞秋組が抜群の好成績
毎年最低1頭は必ず好走している
2007年、2011年は全馬1-3着を独占、平均2頭の計算

1着 1- 2- 4- 1/ 8 複勝率87.5% エイシンフラッシュ
3着 1- 1- 0- 1/ 3 複勝率66.7% ルーラーシップ
4着 1- 2- 0- 2/ 5 複勝率60.0% ダークシャドウ

2着 0- 0- 1- 5/ 6 複勝率16.7% フェノーメノ


1着馬の好走率は破格の87.5%
 ⇒勝ち馬エイシンフラッシュに追い風

2着馬は大不振で3着1回のみ、メイチ仕上げで勝ちきれず、
次走ピークアウトと相手強化で凡走と推測

 ⇒フェノーメノにさらなるマイナス要素

3-4着馬も6割越えの上々の好走率
 ⇒ルーラー、ダークの1頭のみ来る確率

【好走可能馬】
 エイシンフラッシュ
 ルーラーシップ or ダークシャドウ

②凱旋門賞で連対していないこと

大目標でピークを迎え、好走した馬は反動で全滅

 ⇒最後まで力を出し尽くしたオルフェーブルに死角あり

 ※重箱の隅をつついてみました(最強馬であることは事実)

ディープインパクト 凱旋門3着 ⇒JC1着
ファルブラヴ 凱旋門9着 ⇒JC1着
ヴィクトワールピサ 凱旋門7着 ⇒JC3着

デインドリーム 凱旋門1着 ⇒JC6着
シャレータ 凱旋門2着 ⇒JC7着
ナカヤマフェスタ 凱旋門2着 ⇒JC14着

 【好走できない馬】
  オルフェーブル

③日本馬+外人JKであること(3-5-4-13 複勝率48%)

過去9回中8回はこの組み合わせが最低1頭きている
例外の1回は外国馬+外人JK
 
今回は5頭が該当、2頭来る確率

ダークシャドウ 5歳 デムーロ
ルーラーシップ 5歳 ウイリアムズ
エイシンフラッシュ 5歳 ルメール
(ジャガーメイル 8歳 ビュイック)
 ※8歳馬の好走ゼロ
(トーセンジョーダン 6歳 スミヨン)
 ※前走2桁からの巻き返しは過去9年ゼロ
  
  
 【好走可能馬】
 エイシンフラッシュ
 ルーラーシップ
 ダークシャドウ

 ⇒ここから2頭来る確率

④関東JKが騎乗していないこと、岩田JK騎乗であること

 関東JK 0-1-0-32 複勝率3% ⇒蛯名JK

 33頭出走し好走は1回と大不振
 
 ⇒フェノーメノ、データ的には凡走濃厚

 【好走できない馬】
  フェノーメノ

岩田JK 2-1-1-1 複勝率80%

 【好走できる馬】
  ジェンテイルドンナ

⑤偶数馬番であること、一桁馬番であること

 過去9年、2桁馬番のみで決着したことは皆無

 さらに、2桁の奇数馬番は過去9年で全滅(11,13,15,17)
 
 オルフェーブル   17
 ジェンティルドンナ 15
 ルーラーシップ   13

 この3頭で1-3着独占は絶対に無い確率

 これにダークシャドウ 10を加えた決着は
 「ほぼ」絶対にない確率

 ※一桁馬番の好走率は二桁馬番の約3倍
 ・1~9番(7-3-8-81/複勝率18.1%)
 ・10~18番(2-3-0-69/6.7%)

 ※後入れの偶数馬番の好走率は奇数馬番の2倍
 ・偶数番(6-7-5-56) 複勝率24%
 ・奇数番(3-2-4-67)複勝率12%

 補足:
 ・10番までの内側が単複共に有利

 ・偶数が確率の上位を独占
 
 ・16番は好走率50%と外枠ながら異例の好走馬番

 ★1着は9勝中7勝と圧倒的に一桁馬番有利
  ⇒エイシンフラッシュに連勝の追い風

 ・複勝も一桁馬番優勢
  1-9は全て必ず1頭は圏内、10-18は10、14、16のみ圏内
 
  ⇒外枠の奇数馬番は100%全滅で危険大

 ※3着内確率上位 ⇒全て後入れの偶数

 16番 4頭 50% 
 10番 4頭 44% ⇒ダークシャドウ
 2番 3頭 33%
 6番 3頭 33%


 【好走できる馬】

 フェノーメノ    4 一筋の光が?
 エイシンフラッシュ 8 天皇1着、外人騎乗に加えさらなる追い風

 ダークシャドウ   10 2桁も複勝率44%の好枠


◆データ最終結論

1着: 

ルーラーシップ 
・5歳(勝利数2位 複勝率16%)
・外人(複勝率48%)
・天皇3着(複勝率66%) 
・2走前3着内
・G1勝ち
※13番はマイナス材料

オルフェーブル 
・当日1番人気(複勝率90%)★
・4歳(勝利数1位 複勝率24%)
・関西JK(複勝率25%)
・G1勝ち 
・2走前3着内

※17番はマイナス材料
※凱旋門賞連対はマイナス材料


2着:

ジェンティルドンナ
・3歳(未勝利 複勝率24%)
・岩田JK騎乗(複勝率80%)★
・G1勝ち 
・2走前3着内
※15番はマイナス材料
※3歳は1着不可


ダークシャドウ 
・5歳(勝利数2位 複勝率16%)
・外人(複勝率48%)関西JK(複勝率25%→外人で大幅強化
・天皇4着(複勝率60%) 
・偶数馬番10(複勝率44%)
・2走前3着内
※G1未勝利は1着不可


3着:

エイシンフラッシュ
・5歳(勝利数2位 複勝率16%)
・外人(複勝率48%)
・天皇1着(複勝率87%)★ 
・内枠偶数馬番
・G1勝ち
※2走前3着外はマイナス材料
 ⇒連対確率5%と「ほぼ」連対は不可能な確率



◆サンデーレーシングの有力馬(極めて個人的な見解)

サンデーレーシング これに尽きる

オルフェ、ルーラー、フェノー、ジェンティル、ローズと5頭出し

中距離の有力馬を抱え、使い分け=効率的な賞金稼ぎ=宣伝に没頭


・フェノーメノ 掲示板どまりか

本来であればフェノーは天皇賞勝ちを予定していたはず
当日の仕上がりはまさに皮膚1枚の勝負仕上げ
だからこそルーラーは太め解消の調教レース
まさかのダービー馬復活で春に続きまたもや2着
大きな誤算である

今回は距離・コース共にベストであるが
秋になっても、ひと押しが足りない
正攻法で勝ちきるには春を待たねばならない
スペシャルウイークが本格したのも年明けからであった
まだ3歳、年内に早急な成長を望むのは酷である
今回の調教だが1週前は状態をなんとか維持できていた
最終追い切りでは下降傾向がみられる
さらなる強者の参戦と前走負かした2頭の勝負仕上げで
着順をあがるとは思えない
データ的にもマイナス要素満載で掲示板が妥当ではないか


・ルーラーシップ 勝ち負け

明らかに太めの前走は叩き台
しかしながら角居師のコメント
「天皇賞が最もとれそうなG1」
面の皮があついものである
はなからここで全力投球
大箱向きで有馬記念は厳しい
年齢的にもG1奪取はここが最後
「出遅れなければ」、これが大前提だが
今回は1週前から猛烈な仕上げ
最終追い切りも厩舎定番の勝負仕上げ
陣営のコメント通り「逆転可能な」仕上げである
永らく影武者的な使い方をされてきたが、
種牡馬として稼ぐには海外だけではなく
国内G1実績がどうしても必要なはず
オルフェは2着でも価値は下がらない
ルーラーは勝たねば価値(種付け料)は上がらない
実利追及のサンデーRは後者を狙うのでは


・ジェンティルドンナ

既に3冠をとっており、目標は達している
調教は若干軽くオークスほど仕上げていないとみえる
3歳時のウオッカほど強くないが3歳時のブエナより安心
53と軽量なのは有利だが問題は枠順
後入れの奇数、かつ外枠15番は最悪の枠
1着はまず無理、恵まれても3着が妥当ではないか


・オルフェーブル

まともに走られたら、当然1着、4歳充実の秋
既に今年の大目標は終わっている
池添JKのコメント通り、凱旋門では100%仕上げ
凱旋門好走の反動をデータは示している
よれる悪癖を「普段のオルフェで安心」とするか
「反動の兆候」とするか
陣営は宝塚より仕上がりが良いとコメントだが
宝塚はどん底の天皇賞から上昇する過程での7.5分仕上げ
今回は凱旋門での100%仕上げから降下の中での8分仕上げ
これはあくまで仮説である
今年は大外枠で未勝利(3走全て未勝利)
頭固定や軸にするのは危険と感じる


■エイシンフラッシュとダークシャドウ

・ダークシャドウ

「2000mを超えると、終いの切れ味が少し鈍るように感じますが」堀

素人目にも単純に距離が長いとみえる

今回、逃げ馬不在、Pブラック主導で展開スロー濃厚

スローなら距離はもつが極端な上がり勝負になる

昨年も今年も、天皇賞で上がりは今ひとつである

先行して早めスパートしないとあっさり差し切られる

そこは陣営も承知のはず、外人の手腕に大きく頼っている

今年はG1は未勝利に加え京都記念、札幌記念を取り溢し

1着は厳しいが連下なら


・エイシンフラッシュ

陣営も認めているとおり肉体的なピークは前走

続けて好走するタイプではないので見送り妥当かと感じたが

調教では状態を高いレベルで維持できている

メンタル的にもやれは感じない

枠は絶好の後入れ偶数の8番

続けて好走しないタイプだが

今回はダービー同様、スローの瞬発戦濃厚

最も得意な展開

リズムを崩さず走れれば、再度の好走は可能とみた



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